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武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

便秘について


今日はどんなお話ですか。

みなさん悩んでらっしゃる方多いと思いますが、便秘についてお話ししようと思います。

女性で困ってらっしゃる方が多いですよね。

日本人女性の60%近くが便秘で悩んでられると思います。

女性に便秘が多いということは、腸の具合によるんですか。

女性というよりも日本人は腸が長いというので、便秘になりやすいと言われていますね。便秘は病気ではありませんが、放っておくといろいろな体調不良を起こしてしまいます。ですから、最近は、がんや動脈硬化など重大な疾患の原因となっていると言われています。ですので、たかが便秘と侮らないでください。

便秘がいろんな病気の原因になるということですが、もう少し詳しく教えていただけますか。

便秘は万病の元と言われています。腸の中に便が長い間とどまっていますと、発酵、腐敗してガスを発生させることになります。ですから、私たちの腸の中には元々善玉菌と悪玉菌というのが、バランス良く住んでいるのです。便秘になるとガスや毒素が発生して、腸内の悪玉菌がうんと増えてしまいます。この悪玉菌は腸壁を傷つけたり、血液中に流れ込んで全身に回ったり、体調不良を起こすのです。

恐いことがたくさんあるわけですね。

現代では、不規則な生活や食生活、ストレス、こういうものが原因となって便秘が起こるといわれています。

解消するための具体的な対策を改めて教えていただきたいと思います。

健康人というのは、毎日お通じがあります。これは人によって個人差があるので、毎日でなくても2日でも3日でも決まって排便があればいいのですが、医学的に3日以上便が出ないというのは便秘ということになります。

旅行に行ったりすると、どうしても朝不規則になって便秘になりがちですね。毎日便が出てても、すっきりしないという人もありますが。

すっきりしないのは全部出ておらず、いわゆる宿便がたまっているからです。これがどんどん溜まってくると、苦痛や不快感を訴えてこられます。

便秘にもいろいろな種類があるわけですか。

少食、偏食などからくる食事性の便秘や、トイレを我慢したりする習慣性の便秘、それからストレスによるけいれん性の便秘があります。このけいれん性の便秘は、大腸の動きを調節する自律神経のバランスを崩すことで起こり、下痢と便秘を繰り返すのが特徴です。この他に、腹筋力の低下、横隔膜の筋力低下などによって便を押し出す力がなくなって起こる置換性便秘があります。

快便のためには腹筋も鍛えておかないと、押し出す力が年とともに弱くなってくるわけですか。

特に女性や、内蔵が下垂気味の人にも多く見られます。これは高齢者や、出産などで起こってきます。その他に、妊娠中や腫瘍なんかが出来ている場合も考えておかなければいけません。それから、甲状腺の機能低下、糖尿病、こういう時にも便秘になりがちです。

便秘を治す方法を学びたいと思うのですが。

食生活の見直しと生活スタイルの改善です。

具体的な対策をここで教えていただきたいと思います。

まず、排便の習慣を身につけることですね。毎朝トイレに行くという習慣をつけることです。それからストレスを溜め込まないこと。ストレスが積み重なりますと、自律神経のバランスが崩れて、腸の働きが乱れてしまいます。また、冷えたりしても起こるといわれています。この冷えを解消するには、半身浴やマッサージなどで血行を良くするといいですね。

マッサージというのはお腹の少し下辺りですか。

そうですね。便が最後に行く結腸は、左側の下になります。その辺りを押せば、マッサージになります。その他、適度な運動や食生活面で繊維の多い物を摂るということを心がけていただくのと、水分補給、これにも心がけることが必要ですね。

繊維の多い物を具体的にあげてみて下さい。

本当は今までの話の中にあったように、便秘だけでなくてやはり季節の旬のもの、ビタミンの多いもの、それから背の青いお魚、それから繊維の多い野菜ですね。

いつも根菜類とおっしゃっていますよね。

そうですね。ゴボウやレンコンなどがいいですね。果物はバナナは便秘にいいですが、果物全部と言うわけではないですね。スイカはいいですが、リンゴは逆に便秘になりますね。それから乳酸菌もいいですね。

腸内環境を整えて、朝から食生活をちゃんとするってことが大切なんですね。最後に一言まとめていただけますか。

たかが便秘と侮らないで、とにかく便秘は万病の元になりますから、食生活の改善から始めて下さい。


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