※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

リスナーからの質問:アルコール依存症について…他
今日は最終週です。みなさんからのお葉書をご紹介しようと思います。最初の方は、ご主人がお酒を飲みすぎるために体を悪くされていて、いつもいつもイライラされているそうです。ご主人にお酒を控えるように言ってもらえませんかということです。
一週間に一日でもいいですから、肝臓を休める休肝日を作って下さい。そして血液検査を受けていただき、肝細胞の数値を調べてもらって下さい。その数値が三ケタ以上だとアルコール性の肝炎や脂肪肝になる恐れがあります。それを目の当たりにしていただいたら、自分で危機感を感じて控えてもらえると思います。この頃はどこでも市民健診を行っていますから、そちらを利用していただいてもいいですね。
次の方は、14歳のお嬢さんが生理不順で、初潮の後、半年に一度ぐらいしか生理がなく、親としてとても心配です。何科にかかったらいいんでしょうかということです。
生理不順というのは結構多いです。お嬢さんはどうかわかりませんが、ストレスなどの影響で生理が止まることもあるんですね。もしかしたら、まだ排卵がないのかもしれませんから、一度基礎体温を計ってみて、波形グラフを見てもらうのもいいかもしれません。もう一つは、何科でもいいので血液検査でホルモン量を調べてもらって下さい。どちらかのホルモンバランスが狂っているようなら、足りない方を補えばよいので、そんなに心配なさることはないと思いますよ。
次のご質問です。麻疹の予防接種は受けた方がいいんでしょうか。
麻疹のような非常に重篤なものは、受けてもらった方がいいです。義務ではなくなったため、実際みなさん受けていない方が多くなりましたが、この現れで去年の春、大学生に麻疹が流行りましたね。ですから予防接種は受けてもらわなければならないと思います。
治療法はないのですか。
治療法は、このウイルスに感染した人からとったワクチンが一番です。これに対する特効薬はないのです。ですから、かかってしまうと非常に辛い思いをしなくてはなりません。最初は風邪の症状と似ています。コプリック斑というほっぺたの内側に白い斑点ができるとそれが前兆で、発疹が出てきます。高い熱も出ますので、どうしても体力が落ちているとか、今麻疹でどうしても休めないなどの人は、コプリック斑を上手く見つけてガンマグロブリンを打てば、その時だけは麻疹を回避することもできます。
それはある程度素人でもわかりますか。
わかりにくいと思います。医者でもなかなか見つけられませんが、それを見つけたら、ガンマグロブリンを打てば発症しなくなります。
流行時期は今ぐらいの季節ですか。
そうですね。なぜ春が一番多いかというと、入学、卒業、入社など人がたくさんあつまるところで発症することが多いため、その中に一人でも菌を持っていたら、集団感染してしまいますね。
一度かかってしまえば、例えワクチンを打っていなくても生涯二度とかからないんですか。
習性免疫でかからないと言われてますが、例えば子どもさんが麻疹になったら、その周辺にいる大人も症状は軽いですがかかる可能性はありますよ。
予防するには予防注射ですか。
そうですね。免疫が切れるのが生後6カ月ぐらいですので、その辺りに予防注射をするといいですね。日本では最近までは1歳ぐらいでしたけどね。
風疹の場合はどうでしょうか。
風疹はウイルス感染で潜伏期間が2、3週間あって、首のリンパ腺が腫れるのが特徴です。熱が出ると、だんだん顔から足、手と腫れが広がり、3日ぐらいで治るのでぞくに三日麻疹と言われています。
これも何回もかかる可能性はありますか。
免疫力はあります。昔、中学一年生の女児対するは風疹の予防注射の義務づけがあったんですが、今はどうでしょうね。これは何のためかというと、妊娠時に初期の段階でもしも感染してしまうと、奇形児が生まれたり、白内障の子どもが生まれたりと先天性の異常が出るので、これを先天性風疹症候群というのですが、それを避けるため、中学一年生の女の子には義務づけられています。
予防注射は適切な時期にきちんと受けるということですね。
そうですね。現在は風疹と麻疹、混合ワクチンができています。ワクチンにはいろんな種類があります。一般に良く知られているのは生ワクチンというポリオのワクチンがありますね。







