※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

花粉症について
あっという間に弥生3月ですね。今日はどんなお話でしょう。
もう花粉が飛び始めましたからね。今日は花粉症についてお話しましょう。
花粉症ってどうして起こるのでしょう
花粉は人間にとって異物です。ですから、異物である抗原が体の中に入ると、抗体を作って体を守ろうとする反応があるわけですよね。人によってはこの抗原と抗体が過敏に反応してそしてアレルギー反応が起こってくるわけです。その抗原が花粉だった場合、これがヒスタミンなどの化学伝達物質を放出しまして鼻粘膜を刺激するのです。だから、鼻粘膜でくしゃみ、鼻水、鼻づまり、それから結膜の方でアレルギー性の結膜炎で目がかゆくなります。これが花粉症です。
普通の病気のように病原菌が体に入って病気になるのとは花粉症は少し違うということですね。
そうですね。ですから発症の仕組みというものに端的に的確に対応すれば苦痛を軽くしてくれることができるわけですね。
私たちが子どもの頃って花粉症なんてなかったですよね。花粉症でくしゃみとかそういうのはなかったように思うのですが、最近は子どもたちも多くないですか。
大体子どもの花粉症は20年ほど前から増加してきたと言われてますね。
スギが大量に成長してという風によく言われていますね。
特にハウスダストというのがありますね。これに対してアレルギーを持っていると、子どもは非常に花粉症になりやすいわけです。ハウスダストというのはつまり、ほこりとダニです。
ハウスダストを減らすことでアレルギー自体を減らすこともできるんですか。ちゃんとこまめにお掃除をしなければいけないということですか。
そうですね。ハウスダストというのは血液検査でぱっと出ますからね。だからそれが出たら、予防したらいいわけですよね。
発症の対処療法というのはまず血液検査をしてみるということですか。
血液をちょっと取るだけで、一週間から十日ぐらいしたらどんなものでも出てくるんです。もちろん、スギやヒノキ、食べ物でも環境のものでも何でも今は検査ができます。
これはかかりつけの普通の近くの病院に行って、アレルギー検査をしてくださいって言えば対応していただけるんですか。
そうですね。特別な病院じゃなくてもできると思います。
症状のきつい人の場合はどうしたらいいんでしょう。
こういうのがあるということがわかっていましたらそしたら花粉症が始まる1カ月ぐらい前からお薬を飲めば非常に軽くすみますね。
今年はちょっと寒かったので、比較的遅めかなと思うんですが。
今年は早く飛んでるんですよ。
今から薬を飲み始めてももう遅いんですか。
でも最高に達するにはまだ間があるから、今からでもいいです。
注射をうっているという人を聞いたことがあるんですけど、注射で何か変えていくというのはあるんですか。
体質改善ですね。あれはかなり古い治療です。昔はよくやったんですが、最近はあまりしませんね。昔ツベルクリンってしましたね。あれと同じ感じで検査して、抗原になっているのを少しずつ注射してという方法もあったんですけど、今はもうしませんね。簡単に体質改善薬をアレルギーの薬を飲むのが一般的です。
具体的にどんな方法で予防していけばいいかということも聞かせてください。
花粉が飛ぶ季節だと花粉情報などを見て、外出を控えたり、粘膜の保護のための眼鏡とマスク、帽子もいいと思いますね。帰ってきたら衣服をよく叩き、うがいと手洗いをして、できれば顔も洗うといったような、常識的なことしかありません。
春になったらあまり窓をあけないようにとか言われたことがあるんですが、注意点はありますか
飛散物が多い日は洗濯物にたくさんつくので、外へ干さないことです。それからしっかりお掃除をすることと、空気清浄機なんかで空気をきれいにすることです。加湿器で保湿も心がけるといいと思いますね。子どもさんなんかでハウスダストなんかの反応が出る方は、畳の中にダニがいますので、フローリングの生活がいいと思いますね。
今たくさんのアレルギーがありますが、全部それに応じたお薬があるんですか。
体質改善薬は早くから使えば一つだけでいいんです。小さいときは無色無臭の液体から始まって、粉になって、錠剤になって、大人になるまで同じお薬を飲むわけです。
最近は犬が花粉症、動物園の猿も花粉症で目が真っ赤になっていたりしてましたよね。
そうですね。動物もやはり粘膜反応が出てますね。しかし、改善薬を使うわけにはいかないですからね。
花粉が終わる季節っていうのはいつぐらいですか。
花粉は12月から1月の一カ月ぐらいは飛ばないと言われていまして、年中飛んでいるんですよね。その代表が、スギ、ヒノキで春ということなんです。イネなんかもよく聞きますからね。
ということは、イネなんかで花粉症になる人もいるわけですか。
あるわけですね。ブタクサもあるし、ヨモギでも反応しますしね。
年齢によっても先生の年代はなられないのかなと思っていましたが、関係ないんですね。
全く関係ないですね。
最後に一言まとめていただけますか。
花粉の飛び始める一カ月ぐらい前からお薬を飲んでいただくのがいいと思いますね。早い目に服用してください。







