※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

リスナーからの質問:脳梗塞の予防について他
あっというまに2月も最終週になりました。今日はリスナーのみなさんからの質問にお答えしたいと思います。最初の方は、脳梗塞は予防できるということだったんですが、具体的にどうすればいいのか教えてください、ということです。
脳の血管が詰まってしまうものが脳血栓、それから脳梗塞になるわけです。脳血栓というのは、安静にしていても朝急に起きたときなどにも発症します。朝4時から10時ぐらいの間に起こりやすいのです。寝ている間は血液の粘稠度が高まっています。ですから、これの予防は朝起きたら一番にコップ一杯のお水またはお茶を飲んで血液をサラサラにするのが一番簡単な予防法ですね。もちろん食事にも気をつけていただかなくてはいけません。
症状的には特に前触れに関してはどうなのでしょう。
血栓が小さい場合、しばらくしたら流れてしまいます。血流がストップしているのは一時的ですから、数分間だけ手のしびれなどの違和感があったりしますが、すぐに治ります。
手が少ししびれたり、言葉が出にくかったり、そういうことも日常気をつけておくということですね。
血管が詰まった場所によって症状はまちまちなんですけど、医師の指示に従って早く治療すれば、必ず治ってしまいます。その後は、再発しないように日常生活を心がけることが大切ですね。
もう少し脳梗塞予防のための心がけをお願いしたいと思います。
大体ベースに高血圧とか動脈硬化がある方なんですけどね。その因子と言われるのは寒さ、温度差ですね。そしてストレス、寝不足や過労、環境の変化、あまり過度に興奮するのも、緊張するのもよくないですね。そして、暴飲暴食、運動不足もだめです。
いったん詰まってしまうと、なかなか元に戻ることはできないのですか。
今は治療をすれば元に戻ります。脳梗塞でも心筋梗塞でも早ければすぐに血液を溶かすことができます。心臓もこの頃はカテーテルというものがありますね。カテーテルで風船のようなものを入れて、すっと通すことができますね。
とにかく早期発見、早期治療というのは医療には欠かせないことですね。
そうですね。そしてたばこは何もかもに悪いです。お酒もあんまり飲み過ぎるとだめなんですよね。
次のお便りです。心身症、これも高齢化社会に関係があるのでしょうか、ということなんですが。SADも心身症の一部なのですか。
ちょっとまた違いますね。人生が100年時代になりましたからね。やはり折り返し点の残りの人生では、医学的に下り坂ですからね。この時期は男性はちょうど社会では中堅の時期、女性は家庭生活でお嫁さんに場所を譲ってちょっと横に退いた時期ですね。こういうときに一息ついてやっと自己を振り返って第二の人生を選択すべきときになっていますね。
これは男性も女性も同じように心身症にかかるものなのですか。
そうですね。ただ、主婦業に定年はありませんのでね。お嫁さんに主婦の座を譲るというのは、生活のリズムが全く変わってしまいますからね。
男性も女性も第一線から退いたときに、問題が起こるのでということですね。
ここで趣味を持つと、趣味のない人の方が心身症に陥りやすいですね。ほどよいストレスは非常にいいんです。ですけど、過剰なストレスが長くなると脳細胞が死滅してしまい、少しうつ状態のような感じになってきますね。
うつの状態を少しおさらいしておきたいと思うのですが。
うつにはいろいろって、仮性のうつ病というのがありますね。これは自律神経失調症のような症状でしてね。胃の調子が悪い、寝られない、疲れやすい、こういうのもうつの傾向なんですね。
うつの判断は難しいですよね。ひょっとしたら更年期障害かなという風にもいえますしね。
初老期のうつというのはやはり不安とか、落ち着かないとかいう症状が出てきますね。そんなときにふっと衝動的な自殺というのが起こってくる訳ですね。
すべての病気が持っている共通の性質みたいなものがうつの中にはあるような気がするんですが、他には何か症状ありますか。
うつ病というのは、一般的には朝早くから目が覚める、日中の変動があって、朝悪いんですけど夕方になったら元気になると言うね、夜型人間の人、これもうつの特徴なんですね。
他にも年を重ねるにつれて起こりやすい心身症は、うつ以外にもありますか。
神経症いわゆるノイローゼですね。この中にサンドウィッチ症候群というのがあります。これは上司と部下との間にはさまって、ストレスになるという中間管理職の病気と言われていますね。それから、定年退職したら、退職の症候群がありますね。燃え尽き症候群というものですね。休日神経症というのもありますね。帰宅拒否症とか、症状をそのまま名前にしていますね。
今日も一言まとめていただけますか。
とにかく生活習慣病に気をつけてもらったらみんな予防できるんですよね。簡単なことですから、朝起きたらお水を飲んでもらう、お茶でも何でもいいですから。そして温度差に気をつけてください。







