※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

味覚異常について
今日はどんなお話をしていただけますか。
味覚異常についてお話ししましょうか。最近この味覚異常が増加していると言われているんですね。これは外からではわからないですから、一人で悩まなければいけないです。主婦でしたらお料理を作るとき味見しても味が分からないというのは非常に不便なことですからね。
これは全く味がわからないということだけではなくて、症状にもいろいろあるのですか。
味覚障害にはいくつか分類されています。味覚が消失しているかのように味を全く感じない、全般的に味覚が低下する、特定の味が分からないといった解離性の味覚障害、そして口の中でいつも何かの味がしているような自発性の異常味覚、このように分類されています。
味覚というのは、体調が悪いとおいしく感じないとか、多少は日常の中にもありますね。
胃が悪い場合は別ですが、少し風邪気味なときなどに味覚異常を来すことがありますね
他にどんな原因があるんですか。
アレルギーやストレスが原因することもあります。一般的には口の中が少し苦いとか、変だと言われたら、まず風邪を疑います。風邪の症状が長引いて、症状が進行してしまい本当に味覚異常になってしまうということもありますね。
味を感じる細胞がだめになって脳まで行き渡らないような状態なんですね。
ですが、味覚障害の原因には味覚自体の一次性障害として、遺伝性のもの、末しょう神経の伝達路の障害、中枢系のもの、突発性のものもありますね。そして二次性の味覚障害というのは、口の中に病気、疾患があるとき、そして全身に疾患があるとき、それから最近は亜鉛欠乏性があります。そしていろんな薬剤性、心因性などもありますね。
味覚障害は高齢者にも特有のものとして出てくるんですか。
高齢者特有のもので味覚障害というのは多いですね。ですが、必ずしも高齢者特有のものではないのです。この味覚障害は、今は若者の間にも起こってきているわけですね。下の表面にある味蕾の味采に異常が生じる、亜鉛不足が原因だと言われていますね。血圧の降圧剤、利尿剤などが体内で亜鉛と結合して出てしまいますので、それが原因で味覚障害を起こすと考えられますね。
高血圧の人は、必ず降圧剤を飲んでらっしゃる方も多いのですが、降圧剤を飲んでいる人が味がだんだんわからなくなってくるっていうのはあるわけですか。
亜鉛が減ってきた場合ですけどね。
亜鉛というのはどういうものなのでしょう。
最近、よく亜鉛欠乏って聞かれませんか。味覚がおかしいなと思ったら、まずは耳鼻科に行きます。耳鼻科の先生が言われるには海藻のもずくを食べると効果があるそうです。どういう理由なのかはわかりませんが、2か月ぐらい食べたら治るとています。ですが、だいたいは硫酸亜鉛という市販薬がありますので、早めに耳鼻科に相談してもらった方がいいと思います。
私自身亜鉛という栄養素をあまり聞いたことがないんですけど。
亜鉛というのは、動物にも植物にも人間が生きて行く上でかかすことのできない必須の元素なのです。これは微量元素に属します。微量元素の中には銅や、ヘモグロビンを合成するものや、発育の基本となる部分に働く要素があります。これはだいたい全てタンパク質の合成に関係しています。また糖尿の関係のインスリンの精製や機能への関与、そして酵素の成分として免疫機能への迂闊や生殖機能への関与など、多くのものに関与してますね。
一日どれぐらい必要ですか。
一日に10~15mgと本当に微量ですね。亜鉛が一番たくさん含まれていて手っ取り早く摂取できるのはカキです。100g中70mg含まれていると言われています。これで計算すると一個70gですので2、3個食べればいいわけです。その他にお番茶や、煮干しにも含まれていると言われています。
今まで西洋化の食事になってくると、不足しがちになるのかなってカンジですね。
亜鉛不足は、日本人の食事の仕方にあると言われていますね。食品加工時に亜鉛を取り除いてしまう食品添加物が実際売り出されています。また、白米を食べなくなったことですね。特に若者は、白米を食べない人が多くなってきているので若い人に味覚異常が出ていると言われていますから、一日一回はご飯を食べましょう。その他に、全身性疾患ややけどなどで不足すると味覚が障害されることがあります。
おかしいなと思ったときに見てもらう専門医は。
耳鼻科が一番いいと思います。お年寄りはだいたい年のせいにしてしまいますけど、やはり一度見てもらった方がいいと思いますね。
先生、最後に一言まとめていただけますか。
やはり一日一回はご飯を食べてくださいね。食事というのは、日本の古来の食事が最高です。







