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メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

武田道子

薬剤師の関わり方について


今日はどんなお話ですか。

みなさんあまりご存知ないと思いますが、薬剤師の関わり方についてお話してみたいと思います。

薬剤師さんの関わりとはどういうことですか。

この頃は在宅医療がすすめられています。特に末期がんの患者さんへの対応として、終末期の看取りや患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上に努めるという時代になってきており、痛みを取ることが在宅で行われるようになってきました。最後は家庭で迎えたいといわれる方も増えてきました。そこで一番問題になるのが痛みを取る方法なんです。痛みを取るのに医療用の麻薬を提供するので、薬剤師との関わりが重要になります。麻薬は劇薬ですから、資格のある人しか使えませんし、登録されている人でなくては取り扱えないのです。

患者さんを看護する方も大変ですが、お医者さん、薬剤師さん、訪問看護をする看護士と、ご家族の関係者のチーム作りとをしていかなくてはいけませんね。

後期高齢者医療の診療報酬の駆使が大変なのです。治療も介護も、随分締め付けが厳しくなってきています。最近では信頼のおける主治医をつくらなければいけないとも言われています。ここで薬剤師さんがクローズアップされるのです。薬剤師さんは、お薬を作ってくれる人としか今まで知られていませんでしたが、病院の方でも最近ベッドサイドの服薬指導というのが大きな問題になっているのです。

高齢者医療には、前期と後期があるのですか。

前期高齢者は、まだまだお元気なのでそれほど必要ありませんが、後期になってくるとどうしても介護が必要になってきます。今医療介護の締め付けが厳しくなって大変ですから、薬剤師さんもその中に入る時代になってきていますね。

もう少し薬剤師さんの役割をお話しいただけますか。

薬剤師さんの仕事でよく聞くのは服薬指導です。在宅介護の場合、家の中にドクターがわざわざ行かなくても、認定を持った薬剤師さんがいれば緩和治療として麻薬が投与できます。終末期医療は、痛みを取ることが主で、他はあまりないですね。痛みを緩和することが家庭での介護の中心ですね。

末期がんの患者さんに関しては痛みがストレスになるので、とにかく痛みを取るための医療用麻薬を家庭でも扱うためには薬剤師さんが重要になるわけですね。

そうですね。患者さんを介護する家族にいろいろと指導するのも薬剤師の役割です。

医療用の麻薬といっても、使い方によっては習慣性になって効かなくなったり、年齢や程度によって副作用があったりしますから、介護する方も大変ですよね。

おっしゃる通りなんですけど、それを家族の方に勉強して頂かないといけないということで、そこでやはり薬剤師さんの役割が出てくるんですね。そして調剤した薬剤師さんが家族さんとか、患者さんへの指導を行うというそこに保険の点数も今度は入って来ていますね。

薬剤師さんは、近所の薬局の方でいいんですか。

病院からの方でもいいし、調剤薬局の薬剤師さんでもいいです。現在、在宅訪問する薬剤師は調剤薬局の薬剤師が多いと思います。調剤薬局というのは、あそこでは普通の、今までの概念の薬局ではなくて、ちゃんと服薬指導しているわけです。

信頼できる主治医を持つと同時に、かかりつけの薬局の薬剤師さんも大事ということですね。

それができればとてもよいのですがね。

薬を調合してもらうとき、全てかかりつけのお医者様の指導でやっていくのでしょうか。

そうですね。薬剤師にも任せますが、主治医の指導の元でやっていくと、今後薬剤師の職務として在宅医療に関わって推進していくことが大切になってきますね。

末期がん患者さん以外の病気でもこれから在宅医療は増えてくるんでしょうか。

在宅医療で一番多いのが人工透析で、今は自分で出来るものがあるんです。病院に行かなくても自分で腹膜を使って行うものがあります。また、肺気腫のように酸素を引っ張って歩かないといけないようなことまで在宅で出来るようになります。

身内がもしそうなったとき、今の状態だと何も知らないわけですからね。武田病院でもレクチャーしてもらう学習会は開かれないのですか。

今のところありませんが、薬剤師さん同士はいろいろ勉強会をしていますよ。服薬指導についてね。

今後そう言う形で少しずつ情報が公開されて、在宅の医療に関して制度が高まってくるわけですね。

そうですね。厚労省の方針としては、在宅医療をすすめているわけですからね。

先生、いつものように最後に一言まとめていただけますか。

いろんな指示が出ますが、それを受けて、看護・介護の家族さんとともに服薬指導を受けていかないとならないと思います。


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