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メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

老化を遅らせる健康法について


先週は老化の話をしていただきました。今日はその老化を遅らせる方法について詳しくお話いただけますか。

今日は老化を遅らせる健康法についてお話しましょう。

健康の定義というのはあるのですか。

世界保険機構(WHO)では、健康の定義というのがあります。「心も体も社会的にも満足できる状態を健康という」と唱っています。一般的に健康の条件というのは、何を食べてもおいしい、疲れを覚えない、よく寝ることができる、快便、風邪気味ではない、体重が大体一定している、毎日が楽しくて明るい、などの状態を健康といいます。健康とはあなた自身が作るものです。我々医療人というのはアドバイスをすることはできますが、それ以上のことはできません。ですので、現代人のパスポートと言われている健康診断を受けてもらった方がよいと思います。また、健康のバロメーターは、快食、快眠、快便、快笑、これが大事ですね。

自分自身がちゃんと意識を持って健康づくりをしていきなさいということですね。

そうですね。健康を保つためには次のようなことをやってもらいたいです。健康と体力保持のためにまず歩くことです。歩くことによって精神的にも不安や憂鬱の改善が見られますね。そして、歩くとコレステロール値が下がり、肥満の解消にもなります。血圧も下がってきますし、骨粗鬆症の防止にもなり、特に糖尿などの方は、歩くだけで糖が下がってきます。

歩くことって素晴らしい効果ですね。

そうですね。一番よいのは、頭を使うことです。頭の最も冴えるのは午前中と言われています。朝、読書をするのもいいですし、新しいことに取り組むのもいいですね。また60歳~70歳の脳は、3分の1ぐらいは全く使われておらず、新しい脳なのです。ですから、右脳、左脳のバランスを取ることも大切です。仕事人間は左脳といわれていますが、一般的に今は右脳時代と呼ばれています。右脳を刺激すれば、いろいろな素晴らしいアイデアも浮かんでくるし、理解力、判断力が冴えてくると言われています。

食生活はどうでしょうか。

食生活は大切です。食事はバランスよくしなくてはなりません。理想的な食事というと、塩分は控えめな方がいいです。厚労省は塩分10g以下と発表していますが、実際は6~7gぐらいがいいといわれています。それから一日30種類以上の食品を取ることです。一週間では100種類以上取るのが理想で、カルシウムをとり、できれば低カロリーのものを取り入れることです。その代表的なものがこんにゃくです。こんにゃくは、グルコマンナンと97%の水でできていますから、とても低カロリーです。ここで少し気をつけて頂かないといけないのは、菜食主義になってはいけないということです。タンパク質を取る必要がありますので、脂肪を押さえたお肉、特に豚肉を取って頂かないといけないですね。

老化は一般にはどこから始まりますか。

足の筋肉から始まることが多いです。一番最後は手ですね。

最初に使ったものがだんだん老化していくのですか。

そうですね。日常使わない方向に手足を曲げるとか、腕や膝の間接を回したり、そういう運動をしてもらうのがいいですよね。屈伸運動をするだけでも違います。

一人でこもるのではなく、外に出て人と交流を持つことが老化防止には必要なんですね。

そうですね。いろんなところで発言する機会や役割を与えて頂くのが生き甲斐になりますね。例えば、毎朝新聞を取りに行くのはおじいちゃんの仕事にするとか、戸を開けるのはおばあちゃんとか、小さいことでもいいのです。そうすることで頭が活性化してくるのです。そして、後半の人生を生き甲斐のある実りの多い人生にデザインしていただいたらいいと思います。

健康な人生のためにお正月から禁煙されている方もいらっしゃると思います。老化防止も込めて、タバコの害について教えてください。

タバコの煙の中には十数万種類の化学物質が含まれており、その中の200種類ぐらいは有害物質で、さらにその50種類ぐらいは発がん物質といわれています。肺がんは、喫煙者が年を重ねてくるとかかりやすい病気です。ただ、影響が出るまでに数十年というタイムラグがあります。肺がんだけでなく、その他のがん、肺気腫、虚血性心疾患、胃・十二指腸潰瘍やクローン病などの原因ともされています。最近は精子の数がとても減っているということもあり、これが原因で少子化に繋がっているのではないかといわれています。ですから、タバコは絶対やめて欲しいのですが、これは自分が吸わなくてもそばにいるだけで影響が出てしまい、喫煙者とあまり変わらないぐらい影響が出るといわれています。

先生、一言まとめていただけますか。

健康はあなた自身が作るものということですね。


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