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武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

運動について


あけましておめでとうございます。年の最初の今日はどんなお話ですか。

今年もよろしくお願いします。一年の計は元旦に有りと申します。そこで、新年という大きな希望の中に「運動」というのをぜひ入れていただきたいなと思います。豊かな人生を送るためには、健康が欠かせませんよね。

お正月から運動不足の方もいらっしゃるかもしれないですし、今日から運動の習慣を取り入れていただきたいですね。

運動の習慣が必要なことを人類の「夢」と申しましょうか。人間は宇宙に飛び出すことを夢見ています。それはそう遠くはないと思います。みなさん、宇宙飛行士の映像を見られたことはありますよね。注意深く見れば、地球に生還された時の顔立ちが全く違うのがおわかりでしょうか。

少しむくんでいたりしますね。

無重力で180日という長い時間宇宙にいると、外見ではわかりませんが骨がボロボロになるのです。そして、横隔膜から上に水分が移動するので、首が太く、顔がパンパンに腫れて見えるのです。こうしたことから、医学的な研究が今進んでおります。

ということは、宇宙旅行は健康によくないということですか。

そうとはいいません。無重力状態が続くので運動不足になるのです。体を動かすには、エネルギーを骨格筋から外に出すことが必要なのです。

有酸素運動をやったほうがいいのですか。

そうですね。例えば、エアロビクスは酸素を使いながら体内の糖分や脂肪分を燃やし、それらがある限り続けることができます。健康のための運動とは、乳酸がたまる前の状態のことです。私たちが目指す健康のための運動というのは、有酸素100%の運動です。

運動は乳酸がたまる前にやめなければならず、やりすぎるとかえって体に悪く、老化してしまうのですか。

そうですね。運動療法の適用には、肥満や高血圧、高尿酸血症など、いわゆる生活習慣病があります。例えば、骨粗鬆症ですが、カルシウム不足だからといってそれを摂取するだけではダメで、運動が必要なのです。他にも、肥満はBMIという数字で表すのをご存知でしょうか。これは「体重」割る「身長」の二乗という計算式なのですが、「22」という数値が一番病気にかかりにくく、長生きする数字だと言われています。しかし、中高年になると、標準値より10%増えてもよいということです。女性は体脂肪が30%を超えると肥満と言われています。ウエストが細くてヒップが太い形は洋なし型、ウエストが太くてヒップが細い形をリンゴ型といい、リンゴ型は動脈硬化になりやすいと言われていますね。脂肪を燃やすには運動が第一ですから、これを継続することが大切です。

どれぐらい運動すればいいでしょうか。

計算上でいくと、体脂肪1kgを減らすには9000kcalの消費が必要です。50歳ぐらいの人ですと、一日平均1時間歩いても三十数日かかるということになります。ショートケーキなど、230~350kcalぐらいを消費するにはウォーキングなどで体を動かして、1時間~1時間半ぐらいかかります。

20~30分歩いたぐらいでは全然だめですね。

そうですね。効果は非常に少ないですが、何もしないよりはましです。運動を開始して40~50分ほどすると、熱源である糖質約70%、脂肪分が約30%ほどしか消費できません。ですから脂肪を50%消費するには、約1時間以上かかるわけです。ですから、運動は30分以上しなければ効果がないのです。よくジョギングをやってる人がいますが、心臓の悪い方などは危険です。ウォーキングが最適です。

誰でもが今スポーツをしなさいと進めているわけではないのですね。

やはり心臓や腎臓、肝臓などの疾患、関節が悪い方などはやめた方がいいと思います。また、体調不良や睡眠不足、二日酔いなどのときも控えた方がいいですね。糖尿病、高血圧、肥満、高脂血症などいわゆる生活習慣病の重症な方はやめた方がいいですね。先ほどそういう方は必要だと言ったのですが、重い病気の方はやはりよくありません。

お医者様からちょっと血圧高すぎますよと言われている程度の人ですね。

そうですね。お薬が毒にも薬にもなるのと同じように、運動は体に良い場合も悪い場合もありますね。

最近レストランに行くと、カロリーが表示されてたりしますよね。カロリーを計算しながら食事をとるというのも必要なのですか。

理想ではありますが、そんなことばかりだとおいしくないですよね。脂っこい物は避けるなど、その程度でいいでしょう。病気で主治医の指示をもらっている方は、カロリ計算が必要ですけど、一般にはしなくてもいいですね。治療の一環ですし。

それでは、最後にもう一言まとめていただけますか。

年頭に当たって運動の習慣をつけ、継続することが大切だということですね。


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