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メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

高齢者のいろいろな症状について


今日は高齢者のいろいろな症状についてのお話ですが、「もの忘れ」は歳のせいですか。

加齢とともに誰でも「物忘れ」は出てきます。「もの忘れ」は脳が萎縮してきて神経細胞が減ってくると神経の細胞の伝達経路が少なくなってきて起こります。もの忘れ程度であれば大丈夫なのですが、これが病気なのかどうかをMRI検査などを受けて調べる必要があります。そして、もの忘れが気になり出したら、これが正常なのかそれとも老化なのか、早くチェックする必要があります。大友式のボケ予防テストというものを用いてチェックするので、ご紹介します。
1. 同じ話を無意識に何回でも繰り返す。
2. 人の名前が思い出せない。
3. 物をしまい場所を忘れてしまう。
4. 漢字を忘れる。
5. 今しようとしていることがわからない。
6. いろんな器具の説明書などを見るのが面倒臭い。
7. 気がふさいでくる
8. 身だしなみに無関心になる。
9. 外出が億劫になる。
10. 物がないのは全部他人のせいだと思う。
全部で10項目あります。

この10項目のうち、単なるもの忘れで気にしなくてもよいのはどのレベルまでですか。

大体6番目ぐらいまでですね。7~10に当てはまるとなると病的と判断されます。

しびれや麻痺について、番組にもおはがきをたくさんいただくのですが。

しびれや麻痺というのは、脳梗塞の予告という風にとってもらえればいいでしょう。主に脳の病気ということですね。右側か左側がしびれたり麻痺したときは一過性ですぐ収まることもあります。しかし、これが一過性の虚血発作とは知らず、このまま放って置かれる方がおられますが、これが脳動脈硬化症の始めとなることが多いのです。他に、ろれつが回らない、歩くときに足に力が入らない、片足を引きずっている、よくつまづく、目まいがくるなど、こういう症状が出たときは、脳の疾患の予告だと思ってもらわなければなりません。

例えば、特に右手を使うような仕事をされる方が高齢になってしびれるということはありますか。

使い過ぎもあるかもしれませんね。頭から来ているとしたら、手だけではなく足にも何らかの症状が出ます。両手がしびれるのは、首の辺りの骨がずれていたり、むち打ちの後遺症や、首の血管が細くなっているということも考えられます。

それはどうやったらわかりますか。

頸椎はレントゲンで、首の血管もエコー(超音波)でわかります。頭の場合は脳梗塞などの典型的な症状が出てきます。

不整脈出るのは何か問題があるのでしょうか。

不整脈はあまり問題になるようなことはありません。心房細動ということですけどね。これは心房筋がうまく動かず、通常の心電図でも5つか6つのところで不整脈が出るというものがあります。動悸とあまり感じられないぐらいでしたら心配はいりません。問題は、血栓ができた場合です。これは脳へ行く脳血栓症という病気があります。脈拍がどんどん増えてくる感じ、「たぎる」という言葉で表現するのですが、そういう時は要注意です。たまにぽつんぽつんと飛ぶぐらいなら、放っておいても大丈夫です。

目まいはどうですか。

目まいは、かかりつけに相談していただく方がいいかもしれませんね。他の病気もそうですが、初期症状の場合は数分で治まることが多く、そのまま放っておかれがちですが、症状が出たときは、大発作の前触れだと思って少し気をつけて検査をしていただくのがいいですね。

脳卒中の予防はどうしたらいいですか。

これは、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が関係していますね。それ以外にたばこ、ストレスは絶対にダメです。また、食事や運動に気をつけて、早くからお薬を飲んでいただくことがいい方法です。そして病気とお薬との共生で元気に暮らしていただくことが一番ですね。そして、水分の補給も大事です。例えば動脈硬化の場合、特に朝方は血流が鈍くなり血液が粘ります。ですから、朝起きたらコップ一杯の水やお茶など水分を飲んでもらう、これが大切ですね。

最後に一言、まとめていただけますか。

胸が締め付けられるような痛みや、冷や汗、喉の辺りがおかしいなど、違和感を感じたら、放っておかないで早めに検査を受けていただくことが大事です。大きな病気の前触れだと考えていただいていいと思います。


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