※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

温泉について
今日は温泉についてですが、温泉が身体にいいというのは昔からいわれていますね。
温泉は栄養、運動、休養という健康づくりの三要素を備えているといわれていますね。まさに理想的な健康発信基地で、昔の人より今の人にとって大事な健康発信基地ではないでしょうか。現代人の方が昔の人よりストレスが多く、生活習慣病にもかかりやすいですからね。
確かに、お湯につかることで身体がリラックスしますし、心がリラックスするということがあるんですよね。
温泉はやはりストレスで元気をなくしている「半健康人」の方の身体を快復させて、病気の予防や健康づくりとして活用することができるので、温泉に入るのはすごくいいことだと思いますよ。
温泉というと、昔は湯治場という言葉があったように、お年寄りの行くところという感じがしましたけど、今は若い人たちが温泉に行き出して、昔は男湯の方が広かったのが、最近は時間によって交代したりして女湯もすごく広くなりましたよね。
若い人にもおすすめですね。温泉浴によって身体の機能低下を防ぎ、抵抗力を高め、適応能力を付けることが老化防止にもつながりますね。
若い人ももちろんそうなのですが、お年寄りにとっても健康づくりに温泉はいいわけですよね。
健康にはよいのですが、お年寄りの場合、注意しなければならないことがあります。入浴すると汗がたくさんでます。すると水分がたくさん失われますので、血液が粘ってきます。ですから、お風呂に入るときは心筋梗塞や脳梗塞が起きやすいというのがありますので、入浴時間に死亡する例も多いですから、要注意なんです。
入浴中に亡くなったという話はよく聞きますので、入浴中の心筋梗塞、脳梗塞を予防するには正しいお風呂の入り方というのがあるんですか。
入浴を楽しむには、お風呂に入る前と後に水分をたくさん補充するということですね。温泉を楽しむ秘訣は水分の補給にあると思います。温泉に入るとだいたいお宿に泊まられると思いますが、そうすると身体があったまってそのまま睡眠となります。するとたくさん汗をかいてしまいますので水分が足りなくなってしまいます。また、夜はお酒をたくさん飲まれる方があると思いますが、お酒を飲むと尿がよく出て脱水状態になりますので、これも水分が足りなくなります。ですから、温泉で一夜を過ごすときは、寝る前にたくさん水分を取っていただいて、夜中にトイレに行ったときも少し水分を補っていただきたいと思います。
これは家庭のお風呂でも同じことが言えると思うのですが、心得を教えていただけますか。
家庭のお風呂でも温泉といっしょで、水分の補給は必要ですが、これから寒くなりますと、お風呂の脱衣場はだいたい寒いので、ここに暖房を入れておかないと危ないということです。それからお風呂はぬるめのお湯にゆっくり入るのが一番いいんです。40℃をちょっと切るくらいですね。入浴はゆっくりつかると内臓まであったまります。シャワーだと表面だけなので入浴ではないわけです。
たまに、熱めのお湯にざっと入って、すかっとするときがあるのですが、これはお年寄りには危険ですね。
危険です。若い方は良いと思いますが、お年寄りが熱いお湯に肩まで入ると、急に末梢血管が開いて血圧がストンと下がって、血液が粘っていたら脳梗塞や心筋梗塞が起こってくるんです。
温泉と一口にいっても、その成分によっていろんな効能があると思うんですが。
温泉といったら、美肌、皮膚病、神経痛、胃腸病に効くとか、一般的にどの温泉にもそう書いてありますね。ですが、やはりどういう病気に効くか、という成分はきちんとあります。成分によって違いますが、一般に単純泉というのはストレス解消、塩分が入っていると肩こりや腰痛、神経痛に効く、これは身体を温める効果が大きいので、血液の循環をよくして筋肉を和らげるというので、こういったものに効くといわれています。それから、炭酸泉は動脈硬化に効くといわれています。お風呂に入ったら炭酸ガスが泡になって、皮膚につくのがありますね、ああいった温泉は肌につくことで末梢血管を拡張させて血液の循環がよくなります。塩分の入っている温泉は冷え性にも効きますし、石こうの入っている温泉は痛み止めや、不妊症にもいいといわれています。鉄の入っている温泉は、皮膚から吸収されて貧血に効くといわれています。有馬温泉がそうですね。硫黄や二酸化炭素の温泉は高血圧や動脈硬化、美肌や皮膚病にも良いといわれています。これは松山の道後温泉ですね。
今日は温泉のお話でしたが、先生、最後に一言お願いします。
温泉は健康づくりの元になりますし、ほっこりする気分になってストレス解消になって、やはり温泉はいいものですね。







