※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

更年期について
今日は更年期のお話ですが、年齢的に女性の更年期は何歳から何歳までですか。
大体40歳後半から50歳前半と言われています。閉経の頃ということで人によってかなり個人差があります。
どのような症状でしょうか。
更年期の信号というのは、あまり理由もないですが、顔が急に熱くなったり、急にのぼせてくるような感じだったり、汗が急に出てくるような感じだったり、そういう症状が多いですね。これにも個人差があります。他にもめまいがするとか、やる気がでないなどです。
原因というのは、やはり女性ホルモンが少なくなってくるからなのでしょうか。
そうですね。これはやはり卵巣機能が低下して、ホルモンのバランスが乱れてきたときにくるので、自律神経のバランスが悪くなったということですから、それで症状としてはのぼせるだとか、肩こり、首が痛いだとか、イライラするとか、一番は顔の火照りですね。これが一番です。
更年期症状というのと、更年期障害というのがあります。症状は火照るぐらいで終る方もあるのですが、障害になったときに家から外に出られないとか、仕事のときに集中力がないとかいうのも私の周りにいらっしゃるのですが、治し方というのはあるのですか。
そうなると、鬱(うつ)との区別が難しいし、一般には自律神経失調症で片付けられてしまうのですが、更年期そのもので一般に病院の窓口を叩くということはほとんどないと思います。卵巣ホルモンのエストロゲンの分泌の低下によるものですから、身体的にはいろんな変化が起こってきます。そして、それが長い期間に渡るので、それで骨粗鬆症とか動脈硬化とか高血圧とかいろんな疾患の原因の一つになるということが考えられていますね。その中で火照りとか、のぼせとかこれが一つのシグナルになると思っていただければいいと思います。また、症状の重いときはやはり血液中のホルモンを測定して、足りない物を補うという治療法があります。これをすれば、半月もすれば治ってしまいます。
ホルモン補充療法ということですか。ちょっと前は乳がんになるとか、随分危険視する人たちも多かったようですが、今はもう積極的にそういう治療を進められているのですか。
ただ、ホルモンを測定しないと行き過ぎる逆の効果になってしまうので、バランスの問題ですのでね。やはり、ホルモン両方を受けるときは、更年期外来というところで投薬してもらう方が安心だと思います。
男性の更年期もあるのでしょうか。
ありますね。女性ホルモンのように急に減ってしまうと症状が現れますが、男性ホルモンは20歳からだんだん減ってきているので、わかりません。男性ホルモンでもホルモンが低下すると、いろんな症状が出てきますが、自律神経失調症としてほとんど片付けられていると思います。
どんな症状ですか。
疲れやすい、やる気がない、物事に集中出来ないとか、肩こりや関節痛、寝つきが悪い、熟睡出来ない、朝は早く目覚める、そして汗をかきやすいだとか、顔が火照るというのはあるわけですね。そして、逆に手足が冷えてくるだとか、しびれるとこまでいく人もありますね。動悸がしたり、めまいがしたり、記憶力が低下するなど、いろんな症状があるわけです。
男性の更年期は、何歳ぐらいから顕著に出てくるのでしょうか。
50歳前後でしょうか。体力的にも能力的にも衰えを感じる人が多くなってきますね。定年を控えて、定年が気になる年齢ですから、そこら辺で一度人生の方針を問いただす時期ではないかと思いますね。うつ症状が出るのもこの時期ですからね。
男性の更年期はどこで見てもらえばいいのですか。
これは泌尿器の訴えが多いのではないでしょうか。男性の更年期の主な症状というと、精力、性機能の低下というのがありますからね。テストステロンというホルモンを補っていかなければならないので、やはり泌尿器でしょうね。注射も貼り薬もあります。加齢以外にストレスも男性ホルモンを低下させますから、この辺りはご家族やパートナーと相談して、専門医に相談していただくのが一番いいと思います。
性機能低下でホルモン補充療法というのが病院で実際に今あるのですか。
できますね。これも、ホルモンを測りながらね。
なにか他にそれをやったときに、副作用とかは大丈夫なんでしょうか。
ホルモンは大丈夫です。測りながらということが大事なのです。やはりバランスの問題ですからね。
男性の場合は、泌尿器科の先生に、女性は婦人科の更年期外来に行って、先生にちゃんと言って話を聞いてもらうということですね。最後に一言まとめていただけますか。
シグナルとなるのは顔の火照り、これが更年期のシグナルですから、異常に顔が火照るようなときには、専門医に相談していただければいいと思います。







