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武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

睡眠について


今日は睡眠についてですね。先生、睡眠と言いますと、私達日本人はだいたいどのくらい眠っているのですか。

今の日本人の睡眠時間は7時間42分といわれています。これはだんだんと短くなる傾向にあります。

眠りというのはどういうものなのでしょうか。

眠りは大脳が休むことです。難しいことばかり考えていると、退屈して脳が早く休んでしまいます。面白い内容のものですと、例えばテレビをみていると、視覚や聴覚も加わって覚醒効果がでてきます。ただぼんやりみているだけでも脳へいく情報量は相当量ですし、大脳がそれを処理するには時間がかかります。眠りはだいたい体内の熱が放出されて、体温が下がってきたときに起こるものです。

体内の熱が放出されて体温が下がったときに眠りが起こるということは、不眠症に悩んでいる方は体内の熱を放出して体温を下げればいいということですか。

一般には、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるといいと言われますね。それから、音楽を聞くとか、ハーブの香りも睡眠を促しますね。

眠るためにした方がいいことをお伺いしたいのですが。

真っ暗というよりは、明かりは20ルクスといわれています。ちょっと明かりがあるくらいで、私も小さな光をつけて寝ています。

部屋の温度はどうでしょうか。

だいたい外気との差が5℃いわれていて、夏は28℃、冬は15℃くらいになりますね。

夏だったら寝る前に部屋を冷房で冷やしておいて、冬の場合は温めておくといいですね。

今年の夏では35℃だと部屋の気温は30℃ですが、もうちょっと下げないと寝られませんね。

睡眠時間の平均はだいたいどれくらいでしょうか。

睡眠は眠った時間というより、眠りの質です。一日に与えられた時間は24時間ですから、忙しい人は睡眠時間を削るしかありません。睡眠時間を削ることでたくさんの仕事をこなして成功していけるわけです。深い睡眠なら8時間も睡眠を取る必要はありませんし、本当に深い眠りなら8時間も眠れません。だいたい 3、4時間で十分だとも言われています。

体が疲れていると3、4時間の睡眠では無理だと思うんですが。先生は以前、5時間睡眠とおっしゃっていましたね。

世間ではよく寝不足だから調子が悪いという方がありますが、人間は三日寝なくても大丈夫で、その後10時間寝たら能力も体力も回復すると言われていますから、深い眠りが得られれば4、5時間になりますね。

8時間睡眠の私は眠りが浅いんでしょうか。

そうだと思います。夢をみるとか。

夢はすごく見ます。深い眠りにすれば8時間寝なくても大丈夫なんでしょうか。

睡眠時間が3時間でも十分だったといわれたのはナポレオンですね。10時間寝ないと寝不足だというのはアインシュタインでした。だから一般には深い眠りなら4、5時間で十分だとはいえますが、個人差がありますね。

人間の頭脳は長時間休めば休む程どうなるのですか。

あまり長時間休みすぎると不活性状態になりますね。そうなるとあらゆる能力が全部衰えてきますね。単純に考えて短時間睡眠ができれば人生が倍になります。人間が活動するためには大脳と自律神経系に休養を与えておかなければなりません。これが睡眠ということですが、先んずれば人を制すということもありますし、短時間睡眠が人を制すということも言えると思います。

働く人ほど睡眠時間が短くても大丈夫なのですか。

睡眠というのは副交感神経の働きが活発になることでスムーズになるものですが、昼間交感神経を上手く使って、肉体的にも精神的にも適当なバランスがとれた状態になっていると快適な眠りが得られますね。そのためにはお昼間に隙のある時間をもたず、一日中よく働いて、考えて、気配りをしてというのが良い睡眠につながると言うことですね。岩崎 昼間ぼーっとしているとまた夜眠れないんですね。武田 そうですね。ただ、お昼に上手に昼寝ができる方もいいです。30分以内の仮眠が出来る方は、頭脳も肉体もすっきりします。習慣があるんでしょうかね。

昼間ぼーっとしているとまた夜眠れないんですね。

そうですね。ただ、お昼に上手に昼寝ができる方もいいです。30分以内の仮眠が出来る方は、頭脳も肉体もすっきりします。習慣があるんでしょうかね。

私は子供の頃から8時間くらい眠っていますので、習慣性のものがあるのですが、夢を見るから浅いんですね。これを深くするにはどうすればいいですか。

一般によく言われるのは、牛乳を飲むといいと言われますね。牛乳の中にあるトリプトハンは体内に入るとセロトニンに変わります。これは睡眠の導入剤です。お薬でも出ていますから、寝る前に牛乳を飲むというのは確かに良いはずです。ちょっと眠たくなってから床につかないと、早くから床につくと目が冴えてしまいます。

ぬるめのお風呂に入って、少しリラックスした音楽を聞きながら、牛乳を飲んで、何となく眠たい気分になってから布団へ入る。そして昼間は隙間を作らずに一生懸命働く、人の為につくすと、良い眠りにつけますね。最後に一言まとめていただけますか。

眠りに対してはあまり気にしすぎると眠れません。あまり気にしないようにしましょう。


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