※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

リスナーからの質問:うつ病について
今月の最終週ですので、みなさんの質問にお答えしていきたいと思います。最初のご質問は、最近うつ病という言葉をよく聞きますが、どんな状態なんでしょうか、ということです。
うつ病=心の疲労と言われていますね。仕事が趣味だと言っておられた仕事人間の方が、定年になると左の脳ばかり使っているので、うつ病の世界に迷い込んでしまいますね。体調などいろんな面でうつ病の症状があり、夜なかなか寝付けない、朝は早く目が覚める。体がだるくて疲れやすい、食欲減退、原因不明の頭痛、めまい、動悸、肩こりが起こってきます。
うつ病にならないために、心が疲労をしないために、日常から心がけることがあれば教えていただけますか。
過去のことにとらわれないで今を生きるという考え方が一番ですね。新しい生き甲斐を見つける、一般には趣味やボランティアでしょうか。定年で60歳、六十の手習いで結構達人になれるわけです。それから孤立しない人間関係、一人でいるのではなく、人前に出ることです。必要な援助を恥ずかしがらない。自分でできるからと頑張ってお断りするのはよくないですね。それから、若い人への抗体はお姑さんにあります。いつまでも台所の中心でお嫁さんに譲らない。そうするとうつになってしまうことがありますので、主婦の座を譲り渡すのがいいですね。それから、食生活はやはりバランスのとれた食事を取らないといけませんね。ベジタリアンではだめです。脳の栄養ということも考えていただかないといけません。もう一つ、若い人にうつが多いのは無理なダイエットから、というのがあります。無理なダイエットをすることで、若い女性のうつ病は非常に多くなっていますね。
武田病院には心療内科があるそうですが、若い方が多いんですか。
若い方が多いです。定年後のお年寄りが独居老人でうつになるのが多いかなと思いますが、若い学生さんなんかが多いです。最近は堂々と心療内科に来られます。昔だったら心療内科、神経内科は裏口から入るところでしたが、今はそんなことはありませんね。お薬を飲んで早く治療する方がいいです。うつ病の場合はお薬なしでは治りません。
次の方は、自分ではストレスには強い思っていたのに、動悸が激しくなって病院に行ったらストレスだと言われたそうなんですが、どうしたらストレスの症状が出るのか、予防できるのか、というご質問です。
現代はストレス社会と言われていますから、職場でも家族の中でも様々なストレスがあると思います。眠れない、無気力になる、体力に衰えを感じる、気分のすぐれない日が続くといった症状があります。過敏性大腸炎になり、常に下痢をするとか、自律神経失調症といった心身症が出てきます。こういうものは大人だけでなく、子供のときにもあります。
子供でも、お稽古が嫌だと言えないために、胃腸が悪くなってしまったりしますね。ストレスがたまっていると検査などで分かるんでしょうか。
子供の尿を調べるとアセトン体というものが含まれてきます。子供の場合、自家中毒というのがあり、自分が非常に嫌なこと、お母さんに無理矢理させられているようなことがあると、急に気分が悪くなってきます。これは程度によって尿を調べると分かるので、アセトン体がプラスひとつ出ると、点滴一本ということですが、気分が悪くなったときに気がついて、「今日はやめようか」というとすぐ治ります。
大人の場合はどうでしょうか。
大人の場合は非常に難しいですね。仕事からくるストレスとか、対人関係、相手がコンピュータだけ、といった世界に浸っているのは特に中間管理職の方でしょうか。上からも下からも突き上げられるという感じです。症状としては、胃炎から胃潰瘍、特に十二指腸潰瘍、円形脱毛症などが出てきます。逆にストレスがなければ人間がダメになってしまいます。強すぎないストレスは必要だということですね。コレステロールと同じように善玉と悪玉という言葉がありますが、オイストレスというのは善玉です。このオイストレスを超えてしまったような過度のストレスがくると、対処できなくなってしまう。そういう状態になりますと、身体的にも精神的にもいろんな反応が出てきます。現代人の50%はストレスを感じていると言われていますので、ストレスをお持ちの方が多いと思います。
ストレスを解消する方法を私たちは知っておく必要があると思うのですが。
そうですね。ストレス解消法と言えば昔からおしゃべりです。話を聞いてもらうということが、一番手っ取り早いですね。そして、右脳を刺激する音楽を聞いてのんびりとした時を過ごすのも、ストレス解消になりますね。右脳を刺激するというのは気分爽快になりますからね。
では最後に一言まとめていただけますか。
ストレスは少し難しいですが、やはり心も元気、体も元気ということに尽きるんでしょうね。そしてバランスのよい食生活でしょう。







