※医師やスタッフの肩書き/氏名は放送時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。

三条小川デイサービスセンター新設
武田病院グループ本部 福祉事業部部長 小林 啓治
今日は新しいニュースがあるということですが
5月1日に通所介護(デイサービスセンター)の事業所がオープンしました。名称は「医療法人財団康生会 三条小川デイサービスセンター」で、武田病院グループの事業所なのですが、日帰りで介護保険を利用し、朝来て夕方帰宅していただくという事業です。ラジオカフェのスタジオが三条通ですから、ここからずーっと西へ行っていただくと、堀川通りの二本手前に小川通りがあります。三条小川の交差点を20mほど下がった、マンションの1階が事業所です。
デイサービスセンターとよく聞きますが、どういったことをするのですか
自宅で生活されている高齢者の方で、日常的に介護が必要である方がいらっしゃいます。そういった方は外出の機会がなかったり、自宅での入浴が困難であったり、家族が目を離せないために時間が取れないなどお悩みの方もいらっしゃいますので、朝の9時から夕方の4時くらいまで、事業所に来ていただいて、一日過ごして自宅に帰っていただくということを行っています。お昼ご飯を食べていただいて、お風呂にも入っていただけます。その間の時間をどう過ごすかは事業所によってさまざまですが、三条小川デイサービスセンターでは、地域に密着したサービス展開を考えています。センターは三条商店街の近くですから、喫茶店やいろいろなお店がありますし、映画館や展覧会をしている店舗などの文化的な施設があったり、公園では小さいお子さんを連れた親御さんもいます。事業所の中で一日過ごすよりも、外に出ていろいろなものを見たり聞いたりしていただこうと考えています。家でひとりで過ごしたり、介護される方と一緒に過ごしていても、外に出る機会というのは少ないと思います。スタッフと一緒ですから、安全に外に出られる機会を多くしたいというのが狙いです。
外出となると大変ではないですか
同行するスタッフは、利用者の状態に応じて移動手段を考えたり、何名体制で安全を確保するかという下準備が必要になってきます。当然、利用者のニーズや要望を重視して、安全第一でケガのないように帰ってくることが優先されますが、安全を確保した上で、利用者には行ってよかったと言っていただけるようにしたいです。事業所の中だけで一日過ごしていただくというのは退屈だと思いますし、外の新鮮な空気を吸ったり、京都の町屋が並ぶ住宅地でもありますので、町に溶け込むような運営を目指しています。そういう場所にデイサービスセンターがあることを利用者の方に認識していただき、楽しみに来ていただけたら一番良いですね。
オープンして1カ月が経ちましたが
オープンは5月1日付けでしたが、実際に利用者の方にご利用いただいたのは5月9日からです。だいたい一日平均4~5人の方が利用されていますので、まだ利用枠はあります。(2005年5月27日時点)
定員はありますか
当初は一日20人からの予定でスタートしましたが、35人くらいであれば十分来ていただけるスペースはあります。
実際に利用者の方と外に行かれたりしているのですか
はい。当初から近くの公園に行って、お子さんと一緒に遊んだりお話したりしています。また、センターの前に喫茶店がありますので、近く利用者の方と一緒に行ければと思っています。
デイサービスというと部屋の中でお話したりするのを想像してしまいますが
頻繁に外に出る機会を作っているわけではありません。自宅に帰られた後に「外に出たい」と希望される方もおられ、自宅で介護をする方に負担をかけてしまうためです。ただ、日ごろ在宅で生活されている方が外出する機会は少ない。生活の延長線上として外に出る機会を持つことで、地域の風景や生活がどうなっているのかということを肌で感じていただいて、その中で、自分はこの地域の中にいるんだという存在価値を感じていただければいいかなと思います。
デイサービスセンターの写真を見せていただいていますが、町屋が並んでいるんですね。マンションの1階ということですが、町屋風の瓦屋根がついていておしゃれな外観です。入口には白いバンがありますね。
その車で送迎をさせていただいてます。利用者を送迎できる範囲で営業エリアを決めていますので、上京・中京・下京区が対象となります。その地域の方であれば送迎させていただきますし、ご利用が可能です。
利用者のご自宅の前まで送迎してくださるんですか
そうです。家屋の構造などによってはご自宅の中までお迎えに行きます。
職員の方は何人いらっしゃるんですか
現在は6名です。今後利用者の方の増加にあわせて、スタッフも増やしていく予定です。
利用者の方はどんなことをして一日過ごされますか
一日のメニューとしての大まかな流れはありますが、全員がプログラムにきちんと沿うようにしよう、というのは強調しません。あまり堅苦しく考えないで自由に過ごしていただく。全員が参加して行うものもありますが、そうでないものもあります。ご本人さんの体調が大事ですから、朝来られたときに血圧や体温、脈のチェックを行って健康状態を把握し、それからお茶やコーヒーをお出しします。朝からお風呂に入られる方もいらっしゃいますし、天気が良い日は近所の公園へ散歩に行きます。
お風呂の写真がありますが、広そうですね
そうですね。センターのあるテナントは天井が3mで、お風呂の空間にも余裕があり広いです。機械を使って入浴できるように準備している施設もありますが、最近は一人ずつ浴槽につかっていただけるタイプの家庭用の浴槽を設置して、その浴槽で入れるようにする入浴補助用具を用意しています。浴槽に入るための椅子や手すりを利用して、安全に入浴していただくためです。
足を伸ばして入れるような浴槽が2つ並んでいて、浴槽の端には腰をかけられるような板がついていますね。シャワーもあって椅子がひとつひとつに付いています。
一番転倒しやすいのは立ったり座ったりする時で、バランスを崩しやすいためです。また、浴槽をまたぐ時も危険です。普通に歩いている時よりも、次の動作に移ろうとする時に転倒してしまう可能性が高いので手すりは付けています。お風呂はいくら滑り止め加工を施したタイルを使っていても滑りやすいので、入浴時は職員が必ずマンツーマンで付き添うようにしています。
お昼のお食事はどのようなものですか
食事は武田病院で作ったものをクックチルの方式で、一旦チルドしたものを車で運んできます。次にセンターにあるスチームコンデクションという機械を使い、蒸気で再加熱する方法で食事を提供させていただいています。
食事はデイルームの大きなテーブルで皆さん集まって食べられるのですか
利用者の方と一緒に、職員もそろって食べますのでにぎやかですよ。
トイレの前の手を洗うシンクにも手すりが付いていますね。
手を洗うときは両手を離さなければならないですから、体で支えるような手すりもあります。また、センター内に1ヵ所、男性が立って用を足せる便器を設置しました。男性の方は高齢になっても洋式便器ではなく、立って用を足したいのではと考えて設置したこだわりのトイレです。
利用したいという方はどうすれば良いですか
武田病院グループ、または直接、三条小川デイサービスセンターにお問い合わせいただければ結構です。








