院外研修「写経と法話」に参加して考えたこと 手術室 奥田 梢里

手術室 奥田 梢里

 今回、大覚寺に初めて行き、その広大な敷地内にある、多くの由緒ある建造物を見学し、日本の伝統や歴史にふれるいい機会であった。普段から、私的に寺社や庭園に行くことはあっても、今まで写経や僧侶の話を聞くという機会はなかった。実際のところ、写経とは何か、ということはあまり深くは知らず、その歴史についてもまったく知識がなかった。しかし、写経には古い歴史があり、現在では人々が心願を込めて般若心経を写し、奉納するもの、ということを学んだ。私自身、以前書道をしていたこともあって、特に写経は一度体験したいと思っていたので、今回体験できて良かったと感じた。

 僧侶は「手を合わせて、ただ心願を込めれば願いは叶うというものではない。自らの努力が大切である」と言われていた。それを聞き、願いが叶うことももちろん大切だが、自らが努力することに一番の意味があるのだと感じた。

 また、長きにわたって多くの人々の願いを聞き入れてきた、仏の広く大きな心を感じ、自身も大きな心で人と接することのできる人間になりたいと思った。昔、祖母の家にあった「気は長く、心は丸く、腹立てず、人は大きく、己は小さく」の文字をふと思い出した。仏教の教えであるそうだが、看護にも通ずるところがあるのではないか、と感じた。患者さんのペースに合わせて気を長く持ち、日々穏やかな笑顔で心を丸く保ち、患者さんにきついことを言われてもすぐに腹を立てるのではなく、大きな気持ちで何故かを考え、患者さんとの馴れ合いで接するのではなく、謙虚な気持ちを忘れないこと。

院外研修「写経と法話」に参加して考えたこと
※画像はイメージです。

 今はまだ、自分の未熟さゆえ、周りの人や患者さんにも迷惑をかけているかもしれないが、今後、この気持ちを忘れずに看護師としての経験を積み、人としても成長していきたいと思った。

 


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