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臨床研修医募集臨床研修医募集

呼吸器外科

Q&A特集

Q1.大学医局との関係はありますか。どのような医師があつまっていますか。
呼吸器外科のスタッフは主任部長と部長、専攻医の3人が常勤しており、全員が滋賀医科大学呼吸器外科の医局に所属しています。しかし、出身大学や医局の所属に関わらず、当科での研修は歓迎します。
Q2.どのような患者さんがこられますか。
当科では主に肺癌を含む肺腫瘍や縦隔腫瘍、自然気胸に対する手術治療を行っております。ほかには、手掌多汗症や膿胸に対する手術や、患者さんの全身管理に必要な気管切開や中心静脈ポート留置術も行っています。また、手術だけではなく、気管支鏡による診断や進行肺癌、肺癌術後再発症例の化学療法やガン末期患者さんの緩和医療など癌治療の臨床に一貫して関わっております。
Q3.どのような診断・治療機器がありますか。
胸部レントゲンや胸部CT、気管支鏡検査など一般的な呼吸器診断に関わる検査に習熟することが可能です。手術では、胸腔鏡手術を基本として扱っており、低侵襲な内視鏡手術に関する手術機器の使用も研修できます。
Q4.症例件数はどれくらいですか。初期・後期研修医の受け持ち患者数(1日当たり・年間)は何名程度ですか。
年間100-120例程度の全身麻酔下手術を行っており、常時10人程度の入院患者さんを担当しています。研修医の先生には基本的に病棟業務を研修いただいており、上級医の指導のもと入院患者さんの手術や周術期管理、処置などを一緒に担当いただくことにしています。
Q5.初期・後期研修医の教育活動・評価はどのように行っていますか。
当院では初期研修医の先生には、2年目の選択としてローテーションしていただいております。ローテーション中の入院患者さんの日常診療に携わりながら教育させていただきます。後期研修医の先生は、当院が基幹となった外科専門医コースはありませんので、滋賀医科大学や京都大学、近隣連携病院の外科専門医コースを選択いただいたのちに、当院での呼吸器外科研修を受けていただくことになります。
Q6.どのような資格が取れますか。
外科専門医を取得したのちに、呼吸器外科専門医を取得することができます。
当科では、ほかに日本呼吸器内視鏡専門医やがん治療認定医などを取得していただくことが可能です。
Q7.後期研修終了後の進路はどうですか。
呼吸器外科医として、当院のみならず大学医局への入局や関連病院への就職、大学院への進学など、先生方の希望に応じて相談にのります。
Q8.カンファレンス、その他の勉強会はしていますか。
当科研修中には、入院症例カンファレンスで術前患者さんのプレゼンテーションや胸部画像検査の読影などを行っていただきます。また、呼吸器内科・放射線科との合同カンファレンスや近隣病院放射線治療医との治療カンファレンスも行っております。
Q9.どのような研究活動、学会発表、治験などを行っていますか。
日本外科学会、日本胸部外科学会、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、日本呼吸器内視鏡学会などに所属しており、それぞれの全国学会であわせて毎年5-7演題の学会発表を行っております。
Q10.将来、どのような計画がありますか。
呼吸器外科研修施設として基幹病院に認定されることや手術支援ロボット「ダビンチ」を用いたロボット手術を進めていく予定です。
Q11.勤務時間はどの程度ありますか。余暇はどのように過ごされていますか。
常勤スタッフは、週に5日勤務で休日1日と研究日1日が確保されていますが、入院患者さんの病状次第で時間外労働や呼び出しに応じることがあります。入院患者さんが落ち着いているときや長時間の手術のないときは定時に帰宅も可能です。休日はスタッフ間で呼び出し担当を決めており、自由に時間を使うことができるように配慮しています。
Q12.その他、科の「売り」など、自由にアピールをお願いします。
呼吸器外科は外科専門医を取得したのちに取得できる呼吸器外科専門医の取得を目標にして、臨床業務にあたっていただきます。もちろん、外科ですので手術技術の研鑽を積んでいただくのですが、胸部異常陰影の診断から治療、また再発した際の化学療法や進行した場合の緩和治療も含め、さまざまな局面での診療を経験していただけます。ガン患者さんの在宅フォローを含めた全人的な医療を経験することもできる上に、「呼吸器」外科ですので、酸素療法を中心とした全身管理を伴う急性期医療にも精通することができます。人工呼吸器を使用した呼吸管理や、経口挿管、気管切開といった気道確保も我々の専門分野であり、生命の維持に欠かせない「呼吸」の分野の専門家となれると自負しております。

当科の指導医は、若手の先生方への熱意ある指導を行う準備ができておりますので、研修意欲のある先生方のご参加をぜひともお待ちしております。
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