※武田病院グループが発行する「たけだ通信」記事からの転載です。医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点のものであり、現在は変わっている可能性があります。

ご存じですか? 「おくすり手帳」
医療法人財団 医道会 十条リハビリテーション病院 薬局 主任 小畑 友紀雄
はじめに
当院では平成17年4月1日より夜診の院外処方箋発行を実施、また8月1日よりすべて院外処方箋発行となりました。院内でお薬をお渡ししていた時は薬袋にどのような薬が処方されているかを記入する形で薬剤情報提供を行っておりましたが、院外処方になり、調剤薬局ではさらに詳しい説明がおこなわれ、説明書(薬剤情報提供書)や「おくすり手帳」の提供をおこなっておられます。

表紙裏(基本事項記入欄)
「おくすり手帳」ってどんなもの?
調剤薬局へ処方箋を持参すると『「おくすり手帳」をお持ちですか?』と尋ねられることがあります。 皆様は「おくすり手帳」をご存じですか? 「おくすり手帳」とは処方されたお薬の名前や飲む量・回数などの記録(薬歴)を残すための手帳です。この手帳を見れば、医師・歯科医師・薬剤師はどのようなお薬を、どのくらいの期間使っているのかを判断する事ができます。また、副作用歴やアレルギー歴から、ご自身に合わないお薬を事前に把握する事ができます。さらに、別の医療機関にかかった場合も、同じ作用のお薬(重複)や飲みあわせの良くないお薬が出ないよう(相互作用)チェックする事ができます。 「おくすり手帳」自身は一般の調剤薬局等において原則無償で提供されるもので、色形は様々なタイプがあります。


今回は当院でも採用しております、京都府病院薬剤師会および京都府薬剤師会が発行しておりますタイプ(左記写真 青色)を例に挙げ説明させていただきます。
「おくすり手帳」の中身

●表紙裏(基本事項記入欄)
住所、氏名、性別、生年月日・血液型、医療機関の記入欄があります。
●この手帳について
お薬手帳の簡単な説明が書いてあります。
●おもな既往歴
今までにかかった主な病気、けがなどを記入します。
●市販薬の記録
町の薬局、ドラッグストアー等で購入服用した市販薬について記入します。
●副作用歴
今までに薬で副作用(蕁麻疹、発熱等)が発生したことがあれば記入します。
●アレルギーの記録
薬以外で食品などによってアレルギーを起こしたものがあれば記入します。
●お薬の記入欄
病院、医院等で処方されたお薬の内容を記入、または薬剤情報提供書等を貼付します。
●おくすりの正しい使い方
おくすりについての一般的な注意事項が書いてあります。
●おもなかかりつけ医療機関
かかっている医療機関をすべて記入します。
おくすり手帳」ってどうやって使うの?

*「おくすり手帳」を手に入れた ら、上記のうち、記入可能な基本事項などを記入して下さい。
*「おくすり手帳」は病院・医院・ 歯科医院にかかられるとき、先生にお見せください。
*「おくすり手帳」は調剤薬局へ行かれるとき、処方箋と一緒にお出しください。
(複数の医療機関、調剤薬局を利用する場合も何冊も持つ必要はありません。いつも同じものをお持ちください)
*「おくすり手帳」は病院等に入院したとき、医師、病棟を担当する薬剤師、又は看護師等にお見せ下さい。
*「おくすり手帳」には、薬局・薬店・ドラッグストアー等で市販のお薬を買ったときには、内容を記入してください。
*「おくすり手帳」には、おくす りを飲んだ後、いつもと違う症状が出たり、気になる事があれば書き留めておきましょう。
*「おくすり手帳」は常に携帯す ることで、事故や災害に遭った ときも的確な治療に役立てることができます。
おわりに

お薬の記入欄
「おくすり手帳」について、ご説明をしてきたわけですが、この手帳を活用してご自身の飲んでおられるお薬について、副作用や一般的な注意事項など、あらためて見識を深めていただければ幸いです。
また、お薬について少しでも疑問があれば、どのようなことでも結構です。どうぞご遠慮なく、薬剤師にお尋ねください。
◎このくすりはなんという名前ですか?
◎なんに効く薬ですか?
◎飲むときに注意することは?
◎副作用は?
◎他の薬や食べ物との飲みあわせはないですか?
ご質問、ご意見おまちしております。







