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健康のために

ワンポイントフィットネス

※武田病院グループが発行する「たけだ通信」記事からの転載です。医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点のものであり、現在は変わっている可能性があります。

武田病院 健康運動指導士 村上 里美

外出のきっかけづくり

武田病院 健康運動指導士 村上 里美

 武田病院グループは、平成10年に立ち上げられたNPO※活動「生活環境づくり21NPOフォーラム(まちづくり、にぎわいづくりの連絡会)」に参加しています。 NPOでの活動の一つに、大将軍八神社(西陣)で第一日曜日に開催されている一の市(フリーマーケットや太鼓・餅つき・名刺作り等のイベント)があります。これは、地域の繁栄、高齢者の外出のきっかけや交流づくり等の活動を行っています。

 健康運動指導士は、この一の市で“健康相談”を行っています。神社の境内にフリーマーケットが十数件並ぶ中、机と椅子を並べて血圧や体脂肪率を測定し、測定結果の説明や日常生活状況をもとにした生活習慣改善のアドバイス、体操指導等を行っています。参加人数は、天気や気温により異なりますが10人から30人程です。参加者の中には、繰り返し来て頂いている方が半数を超えています。

NPOでの活動の一つに、大将軍八神社(西陣)で第一日曜日に開催されている一の市(フリーマーケットや太鼓・餅つき・名刺作り等のイベント)があります。これは、地域の繁栄、高齢者の外出のきっかけや交流づくり等の活動を行っています

 一の市に来られる方の中に『なかなか外出ができないけど、今日は楽しみに来ました』『家ではなかなか会話の機会がないけど、話を聞いてもらえてうれしい』等の話しをよく聞きます。平成14年に内閣府が外出頻度での健康状態を調査した結果、ほとんど毎日外出している方は健康状態が良いという結果がでていました。しかし、外出の頻度を調査した結果は、『ほとんど毎日』は年齢が低いほど割合が高く(65~69歳では52.2%、80歳以上では29.8%)、『週に一日以下』は年齢が高いほど割合が高くなっていると報告されていました。年齢を重ねるごとに外出の頻度が少なくなり、活動量が低下し、これが生活習慣病に影響を及ぼすこともあります。一の市に参加されている方は『会いにきました』『来ることで外出の頻度が増えました』『少し話を聞いてほしい』『健康相談に来るのが楽しみ』と言っていただき、毎月参加される高齢者の方が多くおられます。外出は、年齢を重ねると、他者から勧められても実行は難しいことが現状です。しかし、自らが参加する意志をもつことで外出するきっかけとなり、活動量の増加や生活習慣病の予防・改善につながります。


 私たち健康運動指導士は、身体活動量低下に伴う生活習慣病の一次予防や二次予防、健康維持増進等を目的として、心大血管疾患リハビリテーション、疾病予防センターでの運動療法、地域での運動指導等に関らせて頂いていますが、一の市のように外出の場所をつくる重要性をいつも感じます。もし、『最近外出の機会が少なくなった』と感じる方がおられたら、一の市のような外出するきっかけを探してみてください。

※NPOとは…ボランティア団体や市民活動団体などのことを言います。社会の様々な課題に対して、自らがやるべきことを発見して行動・実現していく組織や団体のこと。営利を目的としない団体の総称


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