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健康のために

ワンポイントフィットネス

※武田病院グループが発行する「たけだ通信」記事からの転載です。医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点のものであり、現在は変わっている可能性があります。


医仁会武田総合病院 西館5階 疾病予防センター 健康運動指導士 村上 里美

長期間ヴィラ城陽運動指導を実施しての参加者の声

医仁会武田総合病院 西館5階 疾病予防センター 健康運動指導士 村上 里美

足をストレッチ なくなる「つまずき」

「軽費老人ホームヴィラ城陽」で、利用者の方の寝たきりが少しでも少なくなるように、運動指導を週1回行っています。 そこで参加者からよく聞かれるのが、「何もないところで、なぜかつまずいてこける」という言葉でした。

歩行時に使われる下肢の主な筋肉
歩行時に使われる下肢の主な筋肉

加齢に伴い歩行動作の基本である大腿四頭筋が40歳を過ぎた頃から急激に低下してきます。また関節を使わないことにより、つま先が上がらなくなり、つまずきが多くなるのです。高齢者の転倒・転落により発生した傷害の種類調査では、骨折が最も多く、骨折の部位の調査では、下肢の骨折が多いと報告されています。 下肢の骨折は長期臥床・車いす移動を促し、その後寝たきりになることが多くみられます。そこで私達健康運動指導士は、少しでも運動療法のことを理解してもらい、実践してもらえるよう左記の「運動指導の目的」を考えながら、運動プログラムを作成しています。

「ヴィラ城陽」での運動指導の目的
  • 運動のきっかけづくり
  • 安全な方法の理解
  • 各自にあった方法の理解
  • 運動効果の理解
  • 日常生活で運動の実践
  • 運動をしてはいけないときの理解

「ヴィラ城陽」で運動指導を行うことによる参加者の感想
  • 皆の顔をみて体操するのが楽しい
  • はじめは難しそうなのでいかなかったが、実が際参加してみたら簡単にできて自信ついた
  • 全身の体操を教えてもらえて役に立つ
  • 脚上げを続けていくうちに「つまづき」が少なくなった
  • 少しずつだが、部屋でストレッチをするようになった
  • 日常生活でいかに身体の機能を使っていないか分かった
  • 部屋でなかなかストレッチなどできないが、週一回集まってできるのがうれしい

「ヴィラ城陽」の皆様の感想を聞き、高齢化社会が進む現代において長期にわたる運動指導を行う事により、運動指導上で考えている「目的」が少しずつ達成されていることがわかりました。今後も少しでも多くの人に運動指導に参加してもらい、実践してもらえるように運動療法の必要性を伝えていきたいと思います。

運動プログラム

(今回はプログラムの一部で、イスに座って行うことによりいつでもでき、転倒の危険性が少ない座位下肢のストレッチ・ 脚上げ運動を紹介します)

座位での下肢ストレッチ(図2)

(1)足首まわし (2)アキレス腱ふくらはぎストレッチ (3)すねの筋肉 (4)ふともものうらの筋肉

(1)足首まわし

(2)アキレス腱ふくらはぎストレッチ

(3)すねの筋肉

(4)ふともものうらの筋肉

(1)右足の上に左足をのせる。
(2)右手でゆっくり動く範囲で左足首をまわす。反対もおこなう。
(1)両足を伸ばす。
(2)息を吐きながらつま先を引き寄せる。(10~15秒間伸ばす)
(1)両足を伸ばす。
(2)息を吐きながらつま先を伸ばす。(10~15秒間伸ばす)
(1)右足を伸ばし、左足裏を地面につけ楽な状態にしておく。
(2)息を吐きながら身体を前へ倒す。(10~15秒間伸ばす)反対側もおこなう。

座位での脚上げ(1)ふとももあげ(大体四頭筋)(図3)

(1)ふとももあげ
(大体四頭筋)
(2)つま先あげ
(前頚骨筋)
(3)かかとあげ
(ひふく筋・ひらめ筋)

 

(2)つま先あげ(前頚骨筋)

(3)かかとあげ(ひふく筋・ひらめ筋)

(1)息を吐きながら片膝を引き上げる。
(2)息を吸いながらゆっくり元に戻す。
(1)息を吸いながらつま先を上にあげる。
(2)息を吸いながらゆっくり元に戻す。
(1)息を吐きながらかかとを上にあげる。
(2)息を吸いながらゆっくり元に戻す。

※脚上げでの注意点
・形を確認してから、まずは10回を目標に実施してください。
・ 呼吸は止めないで下さい。
・ 体調の悪い時は実施しないで下さい。
・ 初めて実施する方は、専門スタッフのアドバイスをうけて下さい。


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