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健康のために

ワンポイントフィットネス

※武田病院グループが発行する「たけだ通信」記事からの転載です。医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点のものであり、現在は変わっている可能性があります。


医仁会武田総合病院 西館5階 疾病予防センター 健康運動指導士 今井 優

健康を維持するための最大酸素摂取量

医仁会武田総合病院 西館5階 疾病予防センター 健康運動指導士 今井 優

身体運動を日常生活に

スポーツは、「する (Play)」、「観る (View)」、「視る (Watch)」、「読む (Read)」、「支える (Support)」、「話す(Talk)」18歳以上3,000人を対象とした調査でPlayするスポーツの目的は、「健康・体力の維持増進」と「気分転換、ストレス解消」の項目が6割以上を占めていました。

日常の生活での身体動作が椅子に座っている状態の何倍酸素が必要かをまとめた図


健康と関係の深い体力要素に最大酸素摂取量というものがあります。右の図は日常の生活での身体動作が椅子に座っている状態の何倍酸素が必要かをまとめた図です。以前は右下のような動作は平気でこなせたのに、最近は、「出来ない」または「出来ても持続出来ない」と感じてきた方も多くおられるのではないでしょうか。


年齢別に示した基礎代謝(朝、目を覚ました状態で測定したときのエネルギー消費量)を年齢別に示したグラフ
年齢別に示した基礎代謝(朝、目を覚ました状態で測定したときのエネルギー消費量)を年齢別に示したグラフ
年齢別に示した基礎代謝(朝、目を覚ました状態で測定したときのエネルギー消費量)を年齢別に示したグラフ

年齢別に示した基礎代謝(朝、目を覚ました状態で測定したときのエネルギー消費量)を年齢別に示したグラフです。40歳を過ぎたあたりからその値の低下が現れてきています。同じ食事をとり、同じように動いていても、以前と違って食事を体に蓄えてしまいます。これらの結果、肥満、糖尿、高血圧、動脈硬化といった生活習慣病に移行していくわけです。厚生省の報告では、日本人に必要な最大酸素摂取量(体に取り込めることの出来る最大の酸素量)は、安静に座っている時の10倍(男性)・9倍(女性)以上であれば、循環器疾患の危険因子が少ないと言われています。
最大酸素摂取量は、正確に測定するには、設備の整った施設でしか測定ができません。

しかし、目安であれば日常生活のレベルで知ることもできます。歩くことが精一杯の方は安静時の3~4倍、階段坂道を下るのが精一杯や入浴で疲れがでるような方は4~5倍、階段や坂道を昇るのに息切れ動悸のような症状がでて休まずにいられない方は6~7倍と、日常活動でどのくらいの酸素摂取量があるのかがわかります。身体活動をするにはより多くの酸素が必要になります。強い身体活動ほど必要酸素量は多くなります。
安静時を1とした時に、その活動が何倍の酸素が必要かがMETSという運動強度の単位で表すことが出来ます。基礎代謝を支えているのは筋肉です。
基礎代謝が40歳過ぎから急激に低下していくのは、筋肉がその年代から急に減っていくことと、同じ筋肉でも元気さが失われて行くからです。
年齢と最大酸素摂取量の関係を示しました。
この値も基礎代謝と同じように、年齢が進むにつれて低下していきます。
また健常者と心疾患患者を比較すると、健常者の方が高い値を示しました。
動きが少ない方は、最大酸素摂取量は低下し、循環器疾患の危険因子は増え、死亡率は高くなります。 厚生省は国民に生活習慣病を予防するための運動の指針を策定しています(平成5年)。


1.生活の中に運動を

歩くことから始めよう
1日30分を目標に
息がはずむ程度のスピードで

2.明るく楽しく安全に

体調に合わせてマイペース
工夫して楽しく運動長続き
時には楽しスポーツを

3.運動を生かす健康づくり

栄養・休養とのバランスを
禁煙と摂取も忘れずに家族のふれあい
友達づくり

考えるだけではなく、実践する身体活動を日常生活に取り入れて下さい。


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