※武田病院グループが発行する「たけだ通信」記事からの転載です。医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点のものであり、現在は変わっている可能性があります。

疲労の予防、回復法
医仁会武田総合病院 西館5階 疾病予防センター 健康運動指導士 久保 古都美
運動の後にきちんと整理体操を
筋疲労の予防、回復の方法について、準備体操、整理体操、 入浴、睡眠の効果を説明します。
準備体操、整理体操
疲労の予防と回復法

準備体操、整理体操で、乳酸のたまりにくい体に!

入浴でリラックスとともに乳酸の排除促進を!

睡眠は、条件を整えて、心地よい目覚めを!
日常生活の中で、作業や運動を行うときに、前もって使う筋肉を中心に準備体操を行うと、終了時の疲労は少なく、疲労したとしてもその回復は早いと言われています。 また、激しい運動を行ったときには、筋肉や血液中に 乳酸という疲労物質が蓄積されますが、その時に整理体操を行うことで、 乳酸の除去速度を著しく早めることができます。
よって、運動終了時には、直ちに安静休息をとるのではなく、整理体操を行うことが、疲労回復を早めるきっかけになります。
入 浴
入浴の効果は、主として温度刺激によるものと言われています。 疲労回復のためには、 40℃前後の湯に10~20分ゆったりと入るのが良いとされています。この温度は、リラックス効果が得られるだけでなく、栄養素や酸素の補給、乳酸などの代謝産物の排除を促進させるように働きます。このことにより、疲労した組織は修復されていくのです。 また、 入浴後のマッサージは、疲労回復効果を一層促進させると言われています。
睡 眠
睡眠は、エネルギー補給とともに疲労回復においては重要です。
これは、睡眠中に放出される 成長ホルモンが、昼間のうちに消耗した組織を修復したり、失われた成分を再生し、疲労回復につなげているためと言われています。
また、疲労回復としての睡眠は、時間の確保はもちろんですが、同時に 熟睡という質も必要になってきます。
快眠のための条件
音:40ホーン以下
光:30ルクス以下
(真っ暗よりも、ほの暗い程度がよい)
温度:16~22度程度

様々な活動をしているかぎり、疲労そのものをなくすことは不可能です。しかし、入浴や睡眠は、毎日行うもので、それを適切な方法で行えば、過労状態、慢性疲労を予防することも可能です。
また、準備体操や整理体操は、遊びでスポーツをするときなどは見落としがちです。しかし、ちょっとした心使いで行うことは可能なので、これらを取り入れる習慣を身につけましょう。







