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老人ホーム都市型のボーデュ・マルヌの家 を訪問(RESIDENCE DES BORDS DE‐MARNE)
外装は、ガラス張りの白い館の美しい老人ホームでした。
入居者は110名 2F40名 3F40名 4F30名(認知症棟)
運営は3つの町よりの代表者(公益)と入居者代表、及び家族の代表から成り公的支援と補助を受けている。入居者は理事会で決定しますが、一定の枠の中で決定。費用は全員同額であり1日60.55ユーロとのこと。これは1ユーロ140円で計算しますと、我国に比べて、かなり高価なものとなりますのでしょうか。これには部屋代 介護費 オムツ代 洗濯代及び医師の診察を含んでいるそうです。
この施設は、他にもう一つの施設があり、そちらで介護職員の養成を行っているそうです。
職員は医師は半日交代で2名 看護師は2名常勤、ヘルパーは10人に1人 心理士は2名 作業療法士 運動療法士2名 この他、我国と異るのは、エステシャンが週2回勤務していることと一流のシェフが6名勤めていると云う点にあります。さすがに美容室も設備が充分、整って居ります。キッチンは、一流ホテル並みの設備があり、感銘を受けました。
他、失業対策としてレストランとか掃除の者が数名いるとのことでした。
こちらの施設の最高令者は104才 やはり女性でした。フランスでも高令者は女性の方が多いそうです。
痴呆棟のエレベーターには鍵がかかって居りますが足元のペタルを踏むと開くので、自分で学習して、開けることが出来る人も居るそうです。
食堂は一流レストランのような、ディスプレイがなされていて、メニューも可愛いいものが各テーブルの上に置かれてあり、カラーのナプキンが置いてありました。これは少し学ぶべきところかと思いました。
食堂だけは自動ドアになって居り これも、よいことだなあと思いました。とても明るい施設と云う印象を受けました。
次いで訪れた施設はMAISON DE RETRAITE DE VIARMES。
パリ市内からかなり離れた郊外にあり、あたりは森に囲まれた中に建って居りました。某氏の別荘が寄付されたもので、それに増築したものでした。廊下で連結されて居り、少し傾斜のところもありました。この廊下には休憩用の椅子が置かれ、前の路を眺めることが出来るように工夫されて居りました。ここに坐わって、前の路を走る自動車を眺めたり、遊んで居る子供も見ることが出来ます。
入居者は60名、職員数は41名 食事はフード・センターより運ばれて来るとのことで全く外注です。
職員の中には、維持管理者と云う方が4名含まれて居りました。
医師は、こちらもハーフタイムでした。
平均年令は87才 フランスも我国に次ぐ長寿国ですから、あまり変わりません。
そこで、フランスのお国事情を伺いました。人口6000万人中20%の1200万人が60才以上 2020年から2050年にかけて60才以上は75%に達するだろうと予測されて居ります。
国の政策としては在宅をすすめて居りますが、都市では動けなくなる迄自宅で過ごすことが出来ますが田舎ではスーパー等も遠く、自分で車の運転が出来なくなると入居するしかないことになります。従って都市よりはやく入所することになります。費用は本人負担、家族負担と社会救済より成ります。
介護医療は国保負担 5年に1回契約書をかわすことになって居ります。国内には9500ヶ所の老人ホームがあり、半分は60床以下の小さいもので公的なものが55%を占め、民間NPOが27%となって居るそうです。営業としての私立のものはわずか18%で、我国とはかなり異って居るようです。
今回の見学で学ぶべきところは美容室の充実、食堂のテーブルディスプレイを含むコーディネイトでした。
すべて個室で家具は自宅から持ち込んだものですが、この点は最近我が国でも行われるようになって居ります。
フランスは子供の出生率1.9ですが、この中には移民族の夛産が含まれて居り純粋のフランス人の出生率は我国と同じ位であり、労働力として受け入れたフランスにとって、将来、この移民族が成人した時、政治力に変化が出てくるかも知れないと云う不安をかかえて居るそうです。
パリは、夏が終ればもうすぐ冬
シャンゼリーゼには枯葉が舞い、そぞろ寒さを感じる季節でした。
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