| 初秋とはいえ、まだまだ残暑厳しい折、ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。さて、このたび、平成17年9月1日付けで、日本たばこ産業株式会社より京都専売病院を承継し、京都東山の地に「東山武田病院」を新しく開設いたしました。これも、ひとえに長年にわたって皆様方から頂いておりますご指導、ご厚情の賜物と深く感謝いたしております。
旧京都専売病院は昭和23年に、日本たばこ産業株式会社の社員とそのご家族の福利厚生施設として開設され、近年では東山地区を中心とする地域の皆様方の中核医療機関として活動を続けてまいりました。臨床経験の豊富な専門の医療スタッフとコメディカルはもとより、ヘリカルX線CT、MRI、アンギオグラフィ、マンモグラフィ等最新の高度医療機器も整っております。
特に整形外科と糖尿病の治療に関しては定評があり、中でも人工関節においては京都大学医学部との連携を強め、現在は年間60例を超える手術をこなすなど、人工関節手術では高い評価を得ています。
東山武田病院では、地域住民の皆様方に戸惑いや、医療への滞りがないように、現状をスムーズに承継してまいる所存です。
武田病院グループとしましては、「思いやりのこころ」を経営理念に、「Bridge The Gaps(患者さんと病院へ橋を架ける)」「患者さんの権利の尊重」「地球にやさしい環境づくり」の基本方針をモットーに、グループ全体として医療技術の向上を図っているところです。これらの理念や方針を、新たに東山武田病院の運営方針に加味し、診療体制の充実、病診連携及び病病連携、病福連携をより一層推進し、患者様本位の医療を提供すべく、グループ病院の一翼として研鑽を重ねてまいります。
何卒、ご高承賜り今後一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
クローズアップ(1) 積翠園
 院内にある庭園“積翠園"は、平安朝時代末期の造庭として知られている名園で、平重盛(小松殿)邸跡とも言われています。さすがに名園として賞賛されるだけあり、見事な造りになっており、地域住民の方々はもとより、庭園研究家や愛好家の方々なども大勢、鑑賞に来訪されています。この庭園は病室から眺めることはもちろん、実際に1階ロビーから自由に出入りして散策することができます。外来の患者さまにとっては、思わず診療を受けに来たことを忘れさせてくれるような雰囲気、療養中の患者さまにとっては、心の安らぎを感じることができる “癒しの環境"にもなるかと存じます。
クローズアップ(2) 日帰り手術
 東山武田病院では「日帰り手術」を積極的に行っています。
手術当日に来院していただき、手術終了後、その日のうちに帰宅していただける「日帰り手術」は入院費もかからず、職場への早期復帰も可能です。下肢静脈瘤、鼠径ヘルニア、痔や白内障手術を中心に対象疾患は数多くあります。
詳しくは主治医または日帰り手術担当の看護師(コーディネーター)までお尋ね下さい。
クローズアップ(3) 最新の高度医療設備群
ヘリカルX線CT&1.5テスラMRI
 エックス線を利用するCTと磁気共鳴現象を利用するMRIは身体の中の構造を画像にする検査法です。
CTは肺がんの早期発見、MRIは整形外科的疾患や神経疾患などの病態把握には不可欠。頭から足まで全身の様々な疾患の診断に威力を発揮します。
また両機とも造影剤を使用することで、病変の性状がより詳細となり、質的な診断および的確な治療を可能にしてくれます。どちらも現代医療には不可欠な検査機器です。
アンギオグラフィ
カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入して造影剤を注射、目的とする部位の血管を連続造影して得られた画像をデジタル解析し、診断・治療を行ないます。
この装置によって、心臓(心臓カテーテル検査)や大動脈、肝臓、すい臓、腎臓、骨盤臓器や四肢動静脈などの三次元的な血管部分布を把握することができます。
マンモグラフィ
胸部や腹部のレントゲン検査よりも弱いエックス線で乳房の幅を撮影する検査です。
視診や触診では感知できないような微細な病変も見逃さないので、早期乳がんの発見に効果的な力を発揮します。一般的に30歳代から乳がんの罹患率は上昇していきます。
乳がんは早期に発見すればキレイに治る病気ですので、定期的なマンモグラフィ検査をお受けいただくことをおすすめします。 |