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アスニー山科講座

アスニー山科(JR山科駅前)では、武田病院グループスタッフによる講座を開催しています。 このページでは、開催された講座内容を掲載しておりますのでご利用ください。

アスニー山科2007年3月28日(水) 顔写真
武田総合病院 呼吸器外科部長 鈴村 雄治
「肺癌について」

▽肺癌の予防には“禁煙”、早期発見には“健診”

【禁煙】禁煙は現時点で唯一の肺癌予防策です。さらに付け加えると、喫煙と関連のある病気は肺癌だけではありません。喫煙者は非喫煙者に比べて、喉頭がんが32.5倍、肺癌が4.5倍、口腔癌は2.9倍も発生率が高くなります。また、癌だけでなく、心筋梗塞や肺気腫などを発症する確率が高まるため、禁煙は健康維持のための重要事項です。
※ 肺気腫……悪性疾患ではないが、徐々に肺が冒されるため長期に渡って呼吸困難などの症状がある恐い病気。一度発症すると禁煙しても元の状態には戻らない。
【健診】根治のためには初期の段階で癌を発見することが大切です。早期では症状がほとんどないため、症状がなくても定期的に健診を受けましょう。レントゲンでは確認できない小さな癌を発見するためにも、特にCTでの検査をおすすめします。

●肺癌の症状
早期のほとんどが無症状ですが、徐々に咳や血痰といった症状が現れることがあります。より進行した場合には、胸痛や喘鳴、息切れ、声がれの症状があります。胸痛出現時には癌が胸膜・胸壁へ浸潤している可能性があります。さらに進行すると易疲労感や食欲不振、体重減少など症状へと発展。脳へ転移すると頭痛や吐き気、骨に転移するとその部位の痛みが出ます。これらの症状がすべて肺癌にあたるわけではありませんので、気になる症状があれば病院で調べてもらいましょう。

●肺癌の原因と予防
肺癌は1993年に男性の癌死亡率の1位になり、女性では胃癌に次いで2位。1999年には肺癌による年間死亡者数が5万2千人に達しています(胃癌は5万人)。男性の患者数が多く、男女比は3:1。肺癌の原因はすべて解明されているわけではありませんが、喫煙が危険因子であることは証明されています。喫煙指数(=1日の本数×喫煙年数)が600以上の人は高危険群です。10年禁煙すれば非喫煙者の状態に戻るという説もありますが、喫煙のリスクは肺癌だけにとどまらず、他の病気の危険因子でもあるので、今日から禁煙を実行してください。

▽早期発見のために

・ 50歳以上の方は年に一回健診を
・ ヘビースモーカーの男性は40歳から
・ レントゲンだけでなくCTによる健診がのぞまれます

肺癌の予防と早期発見には禁煙とCT健診が大切です。
症状がなくても健診を受けましょう!


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