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アスニー山科講座

アスニー山科(JR山科駅前)では、武田病院グループスタッフによる講座を開催しています。 このページでは、開催された講座内容を掲載しておりますのでご利用ください。

アスニー山科2007年2月28日(水) 顔写真
医仁会武田総合病院 副院長 小熊 茂
「貧血」

○貧血の症状

動悸、息切れ、疲れやすい、頭痛、食欲不振、顔色が悪い、めまい、立ちくらみなど。しかし、症状で判断するのではなく検査データで診断し、「血色素(ヘモグロビン)あるいは赤血球数が正常値以下に減少している状態」と定義されています。

○鉄欠乏性貧血−−最も頻度の高い貧血

摂食不良や吸収障害による体内への鉄分取り込み不足、または出血などによる体内からの鉄分喪失過剰によって起こります。体内の鉄は主に、赤血球>筋肉>肝臓>その他の順で蓄えられ、鉄が不足した場合はその他→肝臓→筋肉→赤血球の順に使われていきます。この貧血は特に女性に多く、男性では消化器系統の重大な疾患が原因である場合があり注意が必要です。女性では子宮筋腫や子宮内膜症、過多月経などが原因としてあげられますが、それらに異常がなければ、男性と同様に消化器疾患を疑います。貧血の元になった原因が問題なので、まず原因疾患の特定と治療を行い、原因疾患が特になければ、鉄剤補充による貧血の治療を行います。

○ビタミンB12欠乏性貧血

巨赤芽球性貧血の一つ。胃から体内へビタミンB12を取り込むには内因子が必要で、この内因子の欠損が病因。最近は胃切除後十数年経過してから(肝臓に貯蓄されていたビタミンB12を使い切った時)発症することが多いことがわかっています。症状として位置感覚、触感など神経障害が起こり、一度進行すると神経障害は治りません。この他、極端に偏った食生活を送っていると葉酸欠乏性貧血を発症します。いずれも経口剤や注射薬、食事改善による治療が行われます。

▼貧血に対する輸血について

貧血に対する治療法として輸血以外に確立された方法がある場合、輸血は貧血が急速に進行する恐れのある場合などでしか用いられません。輸血には感染症や、アレルギー、不適合輸血、輸血後GVHD(生きたリンパ球が受血者に入って増殖し組織を攻撃する)などの危険性があるためです。特に白血球除去をしていないもの、放射線照射していないもの、新しいもの、近親者のものは危険性の高い血液です

●献血
献血の種類は200ml、400ml、成分献血があります。献血の出来ない人は、特定の病気にかかった人、妊娠・服薬・授乳・発熱中の人、エイズ・肝炎ウイルスの保有または保有が疑われる人、過去に輸血や臓器移植を受けた人、クロイツフェルトヤコブ病の人、ピアス・いれずみ・予防接種・海外旅行・歯科治療後の人などです。


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